キャスコの過払い
キャスコの過払いに関してはいろいろな情報が飛び交っている状況です。金融機関による過払い金の問題は数年前から話題にあがることが増えて以来、現在までおさまることなく、ますます高まっている状況です。
利息の取りすぎによって生じたこの過払い問題。金融機関の定める利率が利息制限法に定める利率を超えており、それ以上の利息は無効という決まりがあることで発生したものです。
金融機関の多くは出資法という法律にのっとった利率設定を行っています。出資法においては上限は29.2%と定められており、その範囲内なら問題はない、という解釈です。
しかし、実際には利息制限法の上限以上のものを支払う必要はありません。利息制限法における利率の上限は15~20%。2つの法律の間に存在する差は「グレーゾーン金利」と言われ、過払いの温床となっていたのです。
過払いの実態が指摘されるようになって以来、過払い金の返還請求を行う人が急増している状況です。そんな中、キャスコの過払いに関する不安が指摘されるようになっています。
キャスコはもともとオリックスを大株主にしている消費者金融でした。ここでも利息制限法の上限を超える利息を徴収しており、キャスコの過払い問題として返還請求に乗り出す人が増えています。
現在でもキャスコの過払い金問題は解決には程遠い状況です。ところが、このキャスコが経営状態が悪化し、危機に立たされているといわれています。
2005年に「フォーサイド・ドット・コム」という企業が過半数を超える株式を所得し、傘下におさめました。しかし、キャスコの過払い金問題など苦しい経営状態が判明し、翌年にはすぐに売却するという事態に陥ったことが大きな話題となりました。
また、2007年にはオリックスHDと事業統合を行うといわれていましたが、オリックス側がキャスコの業績悪化からそれを撤回しています。
もしキャスコの業績が悪化し続け、破綻することにでもなれば、キャスコの過払い金問題にも大きな影響をもたらすことになります。返還金額の減額はおろか、過払い金そのものが免責されるという恐れすら出てくるのです。
このように、キャスコの過払い問題は他の金融機関の過払い問題とは異なる事情を抱えている状況です。キャスコの過払い金の返還請求を行っている人にとってはなんとも厳しい状況といえるでしょう。
せめて過払い金問題が一定の解決を見るまでは存続してほしい、と願っている人も多いのではないでしょうか。今後の展開に注目したいところです。
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